ラモキャはアムド出身の男の子。長い髪を後ろで束ねるのはアムドの男性のスタイル。シャツとジャケット、それに帽子がとってもおしゃれです！
髪はヒマラヤシープの毛で作られています。立派なロングヘアーを三つ編みで束ねています。帽子は手の込んだデザインで素敵です！

ジャケットの右袖を通さずに腕を出すのがチベットスタイル。凛々しくてかっこいいのです！
ジャケットに施された、ヒョウ柄のパイピングが立派です。ウエストは赤い帯で結んでいます。本格的な作りが自慢の、チベット人ボーイです！



【お人形について】
インド・ダラムサラのアトリエでで作られている、チベット人形。ドイツ人女性モナと、チベット人の女性たちが丁寧に手作りしています。
顔を作る人、手足を作る人、民族衣装を縫う人…。自然豊かなアトリエでこの人形たちは生まれています。

遥かチベットの地から、過酷なヒマラヤを越えて、ダラムサラへ移り住んだチベットの人達が、チベットの伝統や文化を守る為、故郷の衣装や髪型などを、このかわいいお人形に再現しています。

お人形用に作られたとても小さな民族衣装は、人が着るものと同じ作り。人形用に小さく、とても精巧に作られています。
ちゃんと脱ぎ着が出来るので、お子様用としてはもちろん、チベットが好きな人にとってはたまらなく魅力的です！

ずっしりとした重みのある体には、ヒマラヤに生息する羊の毛がたっぷりと詰まっています。本物のウールが詰まっているとは、何とも贅沢なお人形です！
そして、愛嬌のある可愛らしい顔！目や口は手刺繍で表現されています。

完成するまでに3日を要するこのお人形には1人1人にちゃんと名前が付いています。広大なチベットですから、それぞれの地域ごとに衣装や髪型などに特徴があって、出身地ごとに表現されているのです！

チベット人のスタッフたちをモデルに、出身地や名前を決めて、顔の表情もそのスタッフに似せて、モナが下書きをし、完成させています。


チベット仏教を深く信仰し、伝統や文化を築いてきたチベットの人たち。
チベットの地を追われた彼らは、それらを絶やさぬよう、強いアイデンティティーを持って生活をしています。
この素敵なお人形作りのプロジェクトは、チベットの文化とアイデンティティーを守り、支援するという目的を持っています。このお人形たちを通してチベットの文化を伝えるだけでなく、貧しい女性たちの働く場を生んでいます。
こうした素晴らしいお人形を手にするということで、チベットの人々を少しでも支える事が出来るなら、チベットをより身近に感じる事が出来て、何だかハッピーな事のように思えます。